2025.03.02 03:432025年4月の訓示剣道上達の道 ー四戒の「懼」(く)ー「懼」とは心のおそれです。「驚」が外見や外形に対する動揺であるのに対して、「懼」は心中に起きた動揺です。試合場の雰囲気にのまれたり、わけもなく相手が強そうに見えたり、いかにも練習を積んでいそうだな、と思うようなおそれを「懼」といっていましめたのです。心の持ち方を問題にするとしたら、これこそ自分の心の持ち...
2024.11.11 01:392024年12月の訓示剣道上達の道 -手の内①-【竹刀の握り方】剣道でいう手の内とは、竹刀の柄を持った両の手の持ち方を言い、力の入れ方、打突の際の両手の緊張の状態とつりあいなども含めます。持ち方は、左手は柄頭から小指が出ないようにいっぱいに持ち、右手は鍔にふれない程度に持つ、左右両手とも親指と小指と薬指とで握ります。ひじは伸びすぎず、両腕の肩関節を柔らかくして...
2024.10.07 01:162024年11月の訓示剣道上達の道 -気剣体の一致-攻撃の心(気)と、剣の技術(剣)と、それにふさわしい体の構え(体)とが一致してこそ、はじめて剣道であり、有効な打突となるという教えです。非常によく当たったが、掛け声が出ていなかったり、掛け声鋭くびしっと面に当たったが、体が前かがみになっていたり、実によい姿勢、よいタイミングで出ばな小手を打ったのに、竹刀の弦の...
2024.09.02 00:562024年10月の訓示剣道上達の道 -残心ー残心とは、打突が終わった後でも、少しも油断せず、次に起こるどんな変化にも直ちに応じられる心構えのことです。「残心」とは「心ヲ残ス」ことではなく、「残ル心」のことです。100%の気合で攻撃することによってのみ十分な打突ができ、その瞬間、自然に心が残るといわれています。コップ一杯の水を、少しずつたらたらのこぼせば、一滴の...
2024.08.05 00:352024年9月の訓示剣道上達の道 ー止心ー心(注意)が、一つのものにとらわれることです。例えば竹刀の動きにばかり気をとられて、打ち込んできたら受けよう、すり上げて面を打とうなどと考え、自分がどう攻めていくか、相手のどこにどんなすきが出たかを発見することができないでいる心のことです。これでは、動きも消極的になり、受動的になるため必ず失敗するでしょう。次回は「残...
2024.07.03 01:342024年8月の訓示剣道上達の道 ー放心ー放心とは、心を放すことです。心がものにとらわれることなく、一気に解放することです。残心と違うようです。内容的には同一の面があります。心がものにとらわれないで、全力をあげて打突することです。そうすれば、自然にそこに残心がうまれます。次回は「止心」についてです。
2024.06.03 02:202024年7月の訓示剣道上達の道 -不動心-どんな状態、どんな変化、どんな動きに対してもどっしりしていて、決して動揺しない心を「不動心」といいます。相手が、ちょっと竹刀を動かすと、こちらも、ピクンと動かしてしまう。相手が一歩前に手てくると、驚いて二、三歩さがってしまう。このようなことが練習を積まないあいだはよくあるものです。動揺したり、浮ついたりすることなく...
2024.05.04 06:022024年6月の訓示【剣道上達の道】ー機先ー③「後の先」攻撃に出てきた相手の技を見抜き(面を打ってくるな、とか、小手をねらっているな、など)その竹刀を押さえたり、払ったり、すり上げたり、打ち落としたりして、相手の技を無効にし、相手が「しまった」と思ったり、「どうもうまくいかない」とあせったりした瞬間を正確に打突することです。形からみると、相手の攻撃を待って打...
2024.05.02 07:582024年5月の訓示【剣道上達の道】ー機先ー②「対の先」「先の先」は「動作を起こそうという心」を見抜き、相手がその動作を起こす前に逆にこちらから仕掛けていくことでした。「対の先」は、動作を起こしたのを見てとり、その技がこちらに届く前にその技に対応する技を起こして勝を制することです。決して攻撃を受けとめるのではありません。動作を起こした瞬間のスキを見抜いてこち...