2024年6月の訓示

【剣道上達の道】ー機先ー

③「後の先」

攻撃に出てきた相手の技を見抜き(面を打ってくるな、とか、小手をねらっているな、など)その竹刀を押さえたり、払ったり、すり上げたり、打ち落としたりして、相手の技を無効にし、相手が「しまった」と思ったり、「どうもうまくいかない」とあせったりした瞬間を正確に打突することです。

形からみると、相手の攻撃を待って打ちますので、「待の先」とも言われますが、しかし心はけっして待っているのではなく、やはり攻撃の構えでなくてはいけません。

「先」を得るには、精神的つねに攻撃を保ち、竹刀はいつでも相手を打突できる状態でいることが重要です。ふだんから忘れずに、とくに「先の先」を心がけて頑張りましょう。

次回は、「不動心」について説明します。

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